いまさらですが、今日はうちのキッチンの位置や照明、パントリーとの関係など、
キッチンスペース全体のことを書いてみようと思います。
細かい仕様の前に、本当はまずこっちでしたね(笑)
まず、わたしがキッチンを設計するにあたって気を付けたのは、
こどもに目が届き、家族とのコミュニケーションがとれることです。
アパート暮らしの時は、リビングとキッチンが離れていたので、
こどもとわたしだけの時は、キッチンに立つ時間がなかなか取れず苦労しました。
また夫が居る時も、夫とこどもが楽しく遊んでいる声は聞こえるものの様子が見えず、
すこしさみしかったのです。
うちのキッチンはLDKの端、LDKの中ではすこし奥まった位置にありますが、
キッチンに立つと、ダイニングはもちろんリビングもほとんどが見渡せます。
キッチンからのダイニングです。
ダイニングとの一体感は、ばっちりです。
ダイニングの『はと時計』で、時間もしっかり確認できて便利です。
キッチンからのリビングです。
キッチンにいても、リビングのデスクで勉強や工作をする娘との会話もスムーズです。
ちょっと遠いですが、料理しながらテレビも見れます。
キッチンにいても、リビングの家族とのコミュニケーションもとりやすくなりました。
キッチン横の通路です。
キッチンの南側はこども部屋で、写真の左のドアがこども部屋の入口です。
こども達が中で遊んでいる時は、ドアを開けておけば様子がわかります。
キッチンからは、こども達がリビング・ダイニング・こども部屋のどこで遊んでいても、
だいたい目が届くので、安心してキッチンに立つことができるようになりました。
こども部屋のドアの脇の壁には、LDKの照明のスイッチと給湯器のリモコンがあります。
なぜか、スイッチプレートとリモコンの高さが1cmほどズレて設置されています。
位置は設計時に指定しましたが、高さは確かに指定していなかったです・・・。
サイズがほぼ一緒なだけに、とても気になります。
夫がたぶん直せると言っていたので、今度お願いしてみようかと思っています。
キッチンの給湯器のリモコンと、リビングのインターホンのリモコン、
自分達で大きさを把握して、きちんとした取り付け位置を指定するべきでした。
インターホンはちょうちょのおかげで、あまり気にならなくなりましたが、
ウチの後悔ポイントのひとつです。
→ 前記事『リビングにちょうちょ』
写真右側の扉は、廊下に続いています。
ウチの間取りはLDKの真ん中が通路になっていて、LDKを通らないと、
個室やトイレ・浴室など、ほとんどの部屋には行けないので、
キッチンのサイドは、動線が混み合うのではないかと思いました。
その為、キッチンのサイドの通路は幅90cmとり、ドアの幅と同じくらい確保しました。
実際に生活してみると、カウンターがフラットなオープンキッチンなので、
配膳や片付けの時も、ダイニングから直接カウンターに置いてしまうことのほうが多く、
こども達にお手伝いをしてもらっても、そんなに動線が集中することはありませんが、
このくらいのスペースはとっておいて良かったと思っています。
さらにもう1つ、わたしがキッチンを設計する上で気を付けたことは、
生活感をできるだけなくすことです。
オープンキッチンは、水栓やシンク・レンジフードなどの設備が見えてしまうので、
それ以外の部分では、なるべく生活感をださないようにして、
リビングやダイニングと一体感のある空間になるように、設計しました。
うちのキッチンの背面、うさぎの時計の右側の扉の先には、
3畳ほどのパントリーを設けました。
冷蔵庫・オーブンレンジ・炊飯器・フィッシュロースター・食器棚・ごみ箱などの、
見えると生活感がでてしまうものは、すべてパントリーの中に収めてしまいました。
パントリーに続く扉は、上吊りの引戸にして床にレールがでないようにしました。
その為、料理中に引戸を開けたままにすると、キッチンとパントリーが続いた空間となり、
一体として使用できます。
冷蔵庫やごみ箱など、できればキッチン背面にあったら便利なものまで
すべてパントリー内に入れてしまうと、もしかしたら少し不便に感じるかな?と、
実際に生活するまでは、すこし不安がありました。
入居して3年、パントリーに入ってすぐの位置に置いた冷蔵庫とごみ箱までは、
シンクの前から3歩ほどありますが、とくに不便には感じていません。
リビング・ダイニングから見えてしまうと、食器棚や冷蔵庫・レンジなどを選ぶ時にも、
デザインや色を気にしなくてはならないのが、難しいなと思っていました。
素敵なデザイン家電は、お値段も素敵とはなかなかいきませんし、
ダイニング側から見えない高さで抑えようとすると、ウチのキッチンスペースでは、
使い勝手や収納量を我慢しなければならなかったのです。
そこで、生活感がでてしまうものはパントリーに隠すと決めたのですが、
途端にすごく気が楽になりました。
見た目にそこまでこだわらずに、家電・食器棚・棚などを選べたことで、
すこしコストダウンにもなりました。
パントリー前のキッチンの作業スペースは、幅約1mとりました。
今のところ何も置いていないので、2人でキッチンに立っても十分過ぎるくらいですが、
いずれ飾り棚などを設置して、お気に入りの食器を飾るのもいいなと思っているので、
この位の余裕を取っておいて良かったなと思っています。
キッチンの照明は、ダイニングのトルボーの邪魔にならないように、シンプルしました。
トルボーについての記事はこちらです → 『北欧のペンダントライト』
天井埋込型のダウンライト(φ125・E26・電球色)を、カウンター上部に2灯と、
作業スペース上部にも、同じダウンライトを2灯設置しました。
ですが実際は、カウンター上部の2灯とレンジフードの照明で、調理中に必要な明るさは、
十分足りているように感じています。
全体的にすこし暗めが好きな夫婦でも、キッチンだけは明るいほうが良いのではと、
多めに照明を設置したのですが、作業スペースの2灯を点ける事はほとんどないので、
なくても良かったかなと思っています。
キッチンに設けた北側の窓は、W640xH570の横すべり出し窓です。
キッチンの南側は壁なので、多少暗くなると思ったので採光を考慮して設けました。
家の裏側は雑木林なので、視線を遮る必要はありませんが、
夜カーテンなしだと気になるかなと型板ガラスを入れたのですが、これが正解でした。
日中、窓の外の雑木林の木々が揺れるのがぼんやり見えて、
なかなか良いディスプレイスペースとなっています。
いずれお気に入りのガラス雑貨を並べたいなと思っています。
もうキッチンは書くことそんなにないかなと思っていたのに、
今回も長くなってしまいました。
うちのキッチンの内覧会、やっぱりここから始めるべきでしたね。
リビングステーションに対する思い入れが強すぎて、
そちらの説明が先になってしまいました。
キッチンの紹介は、これで終わりにしようかと思ったのですが、
いつも置いてあるものがない、すっきりしたキッチンの写真を見ていたら、
なんだか、すこし罪悪感が・・・(笑)
次回は、3年経ったキッチンの現状を見ていただこうかと思っています。
参加しています。
→ トラコミュ みんなのWeb内覧会
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こどもに目が届く、生活感のないキッチンをめざして